ベーグルの穴から見えた日記

ハトコ物語 第1章&第2章

皆様こんにちは。こちらは月曜の午後です。
今日は、Labor Dayで祝日なのです!! いえい!! 3連休!!

Labor Dayが終わると、夏が終わります。
ニューヨークの今年の夏は、本当に変だったなあ・・・。ここ数日は、空が急に焦り出したかのように、少し湿気のある不快指数高めの日となっていましたが、8月はほとんど、涼しいまま終わった気がします・・・。
これで9月になった途端に、狂ったように暑い日が訪れる、とパターンも、いかにもニューヨークらしく、まだまだ油断はできませんが・・・

さて。
最近の、まるぴんと私の共通の趣味は、バードウォッチング。

とはいえ、そこそこ都会でマンション暮らしの我が家ですから、ウォッチできるバードといったら、もちろんこの子。

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鳩です。

まるぴんはともかく、私がなぜハトウォッチングにはまったかというと、ある日、お向かいの窓のところに、鳩のみなしご姉弟が佇んでいることに気がついたからなのです。

撮影した画像の記録をたどると、それはどうやら6月のあたまのこと。

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まるぴん「なんかいる・・・」

その窓のところが鳩のフンでやけに汚いことには気づいていたんだけど、そこにうごめく物体がいることに気づいて、仰天!!

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2羽の子バト(以下ハトコ)がいたのです!!!

私はそれまでも、まるぴんにつきあってよく外を眺めたりはしていたのですが、ハトコたちはそれまではあまり動くこともなかったのだと思われます。
少し成長して、うろうろと歩くようになって、やっと私の目にとまったのです。

巣も作らずに、こんなところに卵を産むなんて、想像できないですが、そうとしか考えられません。ハトコたちはまだ飛べないので、移動のすべがありませんから。

それ以来、まるぴんに勝る勢いで、朝に晩に、ハトコたちの様子をウォッチする日々が続きました。

問題は、こんな危ないところに子供たちを置いて、親はどこに行ったのかということです。
育ち盛りでエサだってほしいだろうに、親の姿を見たことがありません。

それどころか時折、悪い鳩たちが、ハトコたちにちょっかいを出しにやってきます。
そのたび、ハトコのうちお姉さんのシロ(仮名)が、弟のチビくん(同)をかばって一生懸命応戦して、追っ払います。

・・・しかしこのハトウォッチングの難点は、人間関係(鳩関係か)や、背景情報が全くつかめないということです。
まるで、言葉の分からない、文化も全然違う外国の連続ドラマを見ているよう。

一応自分の中でストーリーを組み立てて見ているのですが、途中でそのストーリーに疑問が生じてくるのです。

「悪い鳩だと思って見てたけど、あれはもしや、実のお父さんだったのかしら・・・???」とか、
「みなしごの兄弟だと思ってたけど、まさか母子・・・?!」とか、
「ていうかそもそも、シロは本当に女なのか?」とか・・・。

鳩は、顔の表情も分からない上、「間」の取り方がすごく人間と違うので、感情がつかみにくい!

例えば、羽をばたばたさせてくちばしでつつき合って、ものすごいケンカをしてるのに、いきなりふたりで同時に「ぴた」と立ち止まったりするのです。
で、しばしの空白の後に、ケンカが普通に展開される。
人間としては、「えっ、その間は何?! どういう意味なのっ?!」と思うのですが、多分、特に意味のない、鳩的間なのです。多分ですけど。

結果的には、私の見込みは、おそらく当たらずとも遠からずといったところで、少なくとも私が見ていた時間には、親はやっぱり来てなかったと思います。
一応私も社会人ですから、ハトばっかり見てないで、会社とか行かないといけないので、留守の間はまるぴんに「鳩に変わったことがないか見ておいてね、何かあったら後で教えてね」と言い聞かせたのですが、特にまるぴんからの報告はなく・・・・。
まるぴんも、ハトコの親は見なかったということでしょうか、ね・・・。(教訓:猫に過大な信頼は禁物。)

そして、多分私が気付いた日から10日ぐらい経ったある日、いつものようにハトコたちを見てみると、シロちゃんが家から消えていました。

シロは、その数日前から、一生懸命羽を広げて準備体操をしていたので、無事にどこかに飛び立っていったようです。
いつもお姉さんの勇ましい様子を隣で見ていたチビくんは、ひとりぼっちに・・・!

でも、かわいらしいことには、シロちゃんは、弟を見に戻って来たのです。

でもあえて、チビくんの前には姿を現さず、心を鬼にして、ひとつ上の階の窓とかから見守ってるのです!!
(もちろんこれも、私が勝手にこしらえたドラマなのであって、シロちゃんが弟を見るために戻ってきたのかどうか、「あえて」姿を現さなかったのではなく、既にチビくんの存在あるいは自分ちの場所を忘れたのではないか、などなど、不確定要素が大きいわけですが・・・。)

そのまた数日後に見たら、チビは自分の家(マンション2階の窓)にはおらず、地面にいて、すごくあせってました。多分、がんばって飛んでみたんですね。
しばらく悩んだ後、おうちに戻ろうと決意し、えいっと飛んで、何をどう間違えたのか窓に向かって勢いよく飛んでしまい、したたか頭をぶつけたりしていました。どんくさいやつです。

しかしそうこうするうちに、弟くんも、巣立っていったのです。

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(この画像の左側にいるのが、後日のチビくん。まだ小さいけど、一応飛べるようになりました! この頃はまだ、小ささと仕草で、チビくんだろうと見分けがついたのです。あぶなっかしい弟の様子を、木にとまって遠くからそっと眺めているシロちゃん(右下)にご注目!! 感涙!!)

シロちゃんはよくこの界隈に戻って来ているので、弟くんも多分そうなのだろうと思いますが、何しろ弟くんの羽の柄は普通すぎて、大人になっちゃった今では、他の鳩と見分けがつきません・・・。

実は、この記事の一番最初に載せた白っぽい鳩が、そのシロちゃんです。
男ハトに言い寄られても軽くいなして、いまや立派な女ハトです。(もし男の子だったらごめんね。)

これがハトコ物語・第1章。
すみません、まだ続きがあります。

第1章の完結からしばらくしたある日、

ぴいぴいぴいぴぴっぴっぴぴいぴいっぴいっぴい!!

という甲高い小鳥の鳴き声を聞いたのです。

この声を聞けば小鳥であることは誰でもすぐ分かる。
でも、鳩の子供もこんなふうに鳴くってことは、これまで考えもしなかった。鳩は、ぽっぽっぽ、って鳴くとしか思ってなかった。
でも今は知ってる。この中庭のどこかに、別のハトコがいる!

声のする方を注意深く見ると、いた! 今度は4階。

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まるぴん「いたよー」

我が家は3階で、見上げる格好になり、よく状態が分かりませんが、何やら大所帯な様子。

今度の窓は、建物から近いこともあり、観察のため、4階に上がってみました。
おお、見える見える!

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なんと4人家族が勢ぞろい!

マンションの踊り場の窓が開いていて、網戸もないので、鳩家族と近距離でご対面できました。
(これがカラスだったりすると、親が子供を守るために私に向かって攻撃してきそうなところですが、この家族は、私の姿を見ると、ぴた、と固まっておりました。
これぞ、鳩的間・・・。身を隠したつもりなのかしら・・・)

ここの家族は、お父さんとお母さんがちゃんと子供の世話をしてて、時折ゴハンをあげに戻ってきます。
ハトコたちはゴハンの時間になると騒ぐので、見てなくても鳴き声ですぐに分かります。

相変わらず、何をしに来るのか分かりませんが、悪い鳩も、ちょっかいを出しに来ます。悪い鳩とたたかう時のハトコの声は、同じぴいぴいぴいぴいでも、鬼気迫る感じで、これまたすぐにわかります。

このハトコたちは、第1章のハトコたちと違ってしっかりした両親がついているから、安心して見ていることができました。

第2章のハトコたちは、男の子の兄弟。(注:性別については妄想ですので事実と異なる可能性があります。)

お兄ちゃんのほうが早く飛ぶことを覚えたのだけど、飛べるようになるまでの数日は、羽ばたく練習をする際には、間違えて落っこちることがないように、必ず窓のほうを向いてするなど、しっかり者というかんじ。
弟は、「兄ちゃんすげー」とその様子を眺めながらも、あくまでマイペースで、羽を広げるのもまだあんまり上手じゃないけど、あんまり気にしてないふうで。

この子たちも結局、数日前にひとりずつ飛ぶことを覚えていきました。
それでも、今はまだ、基本的に家の周りによく戻ってきてます。
今でもよくお父さんorお母さんと、窓から窓の短距離で、飛行レッスンをやってます。


鳩の生態なんて、それまで気にしたことがなかったけど、ネットで調べてみると、真夏以外は1年中繁殖するんだとか! そして、浮気をしない一夫一妻制で、卵は1回に2つ。
普通は、木の枝で巣を作ったりするんだけど、糞の上に産むこともあるとか。私が見たのは、両方とも、これだ~。

以前、うちのベランダ(というか非常階段ですから、外には出られませんが)にも、木の枝を加えた鳩がうろついている時期がありましたが、鳩が来るたびに、まるぴんと私が音を出したりじっと見つめたりして邪魔をしたので、鳩もとうとう諦めました。

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(まるぴん、別の部屋の窓ごしに第2章のハトコ一家を観察。)

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(それはこの部屋です。)


しかし、鳩がよそ様のおうちの窓辺で卵を産むのは防げませんから、もうこうなったら観察するしかありません。

インターネットで調べている際に、「ベランダで鳩が卵を産んだ」という、どこかの誰かが書いた、愛と執念に満ち溢れたレポートを見つけました。鳩の生態に興味のある方はどうぞご覧ください! ビデオカメラまで設置しての観察、すごい!!
このレポートを見ると、私がハトコ観察を始めた頃には、ハトコはかなり大きく成長していたことがわかります。サイズが小さいだけで、もうほとんど大人鳩に近い風貌でしたから。

私も次回は、もう少しハトコが小さい段階で見つけて、観察したいものです!!

そのうち第1章のシロちゃんが、自分の生家に戻って卵を産むのではないかしら・・・?
何しろ、見分けがつく鳩はシロちゃんだけなので、シロちゃんを中心に、今後も鳩のチェックを続けたいと思います!
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コメント


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ほのかなさん、
まるぴんがいつか網戸を突き破るんじゃないかと心配には思ってるけど、ビビリ猫だから、たぶん大丈夫です。
鳩が相手でもこわいみたいで、鳩が至近距離にとまってると、戦う姿勢を見せるものの、すごいへっぴり腰で、戦う前から負けてる感じ・・・!

ちなみに、今週末は歌のイベントで留守にしてま~す。

あすかまる | URL | 2013-09-20 (Fri) 23:51 [編集 ]


怖い?

 まるぴんのすきあらばっ!!!と、飛び出しそうな体制が怖いんですけど~

無理だっちゅ~のにね~

ほのかな | URL | 2013-09-18 (Wed) 23:29 [編集 ]