ベーグルの穴から見えた日記

インターネットの力

地震、津波、そして原発のニュースのテレビでの報道の仕方について、憤慨している声をたくさん耳にしました。

テレビ報道が叩かれるのは、まあいつものことと言えばいつものことですが、例えば、スーパーマーケットやコンビニの空っぽの棚の映像を繰り返し報道して、もちろん「買い占めする必要はありませんので、買い占めは控えましょう」とか言うかもしれないけれど、その映像とのセットでそんなことを言っても、むしろ買い占めしたい人の買い占め欲をむしろ煽る結果になっていたりとか。

それから、テレビはとにかく、スイッチつけたら、情報が繰り返し繰り返し、そして一方的に流れてきて、自分の許容量を軽々と超えてもまだ流し込まれて、消そうにも状況が気になってなかなか消せないしで、結果、洗脳されやすいように思うのです。

その点、インターネットで流れてくる情報は、必要な報道をこちらから選んで見ることができるし、それ以外にも、世界中の人々のブログやつぶやきなど、ありとあらゆる今のナマの声があふれている。デマもあれば、良かれと思って書いたけど間違ってることとかもあるから、全てを鵜呑みにはできないけれど、日ごろから、何が信頼できるソースなのかという判断力をつけておくことと、いろいろなところから複合的に情報を集めることさえ心がけていれば、誤った情報に踊らされることも少なくなります。

買い占めについての不満の声も、たくさんたくさんあふれていました。それだけ見てると、「じゃあ一体誰が買い占めしてるの??」って不思議になるぐらい。

Coolな節電のポスターがたくさん作られたり(http://setsuden.tumblr.com/)、地震の中で起こったいい話がたくさん集められたり(http://togetter.com/li/110682)、そういう、一見無駄っぽいことでも、「何かしたいけど、自分にできることはなんなのか」を考え抜いた結果といえる動きが、インターネットの中で、たくさん起こっています。

繰り返しますが、インターネットの中では、デマもたくさん飛んでます。全てが信じられるわけではもちろんありません。でも、本当の心を持った人の、本当の心も、たくさんつまっています。嘘や本当が入り乱れている様子は、現実世界のそれと全く同じだなと思います。

で、私が見つけたのは、ある見知らぬ人が書いた日記。原文では一番最後にあった、注意書きの部分を、まず先に引用します。

注意書き
この記事はあくまで現時点(2011年03月16日 01:33)の状況を述べています
事態が悪化することはないと思いますが、そうならないように自衛隊・東電職員の方々が体を張って尽力されています。我々にできるのはパニックにならない強さを持つことじゃないかと思い、この記事を書きました


以下は、「仕事柄、放射線をがんがん使っていましたので、ちょっとだけ知識はあります」というその方が書いた日記本文の引用です。
引用しておいて責任逃れするようですが、素人の私には、この方の言ってることが本当なのかどうかの判断はつきません。長くて、時々難しいし。でも、いろんな意見があるという意味でも参考になるし、私は少し安心できましたので、紹介します。(注:文中に出てくる数々のリンクは、記事執筆者の方がソースとして用いているもので、興味がある方以外は、いちいちリンク先まで飛ぶ必要はありません。結構長いので、斜め読みでも結構です、まずは本文を読んでみてくださいね!)

===以下、引用===

■被ばく、どう予防し、どう対策すれば… (読売新聞 - 03月15日 13:53)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110315-OYT1T00473.htm

母からSkypeで連絡がありました。
毎日気の滅入る報道ばかりだ、と。

そりゃそーだよなー
例えば、この記事見たら「あー放射能が振ってくるからそれの対策をせんといかん」
って普通思うもの。

読売、記事の書き方に注意しろよな・・・
情報を「はいどうぞ、後は御自身で御自由に」みたいに不親切極まりない、不安を煽るだけの情報を垂れ流す。。。重要なことが全く書いてない 対象地域とか、今のレベルがどれくらいなのか、等々・・・

こういう災害時で一番怖いのがデマによる心の傷。
絶対にあっちゃならねー

特に、東京に住んでいる皆さんは、放射線に対して不安を感じていそうですが、実際は全然心配する必要のない事を説明します


まず、東京の現在の放射線量

http://park18.wakwak.com/~weather/geiger_index.html

空中の放射線量をガイガーカウンタという機器で測定しています。
単位はcpm(Count Per Minuit)で、一分あたりのカウントを表示しています

グラフを見てもらうと分かるのですが、3/15の12時あたりの80cpmが最高点で、後は下がり、日常レベルまでに落ちています。

こういうのをみると、
http://logsoku.com/thread/hibari.2ch.net/news4vip/1300150209/

の人たちみたいに、「やべ、あがってね?80cpmってやばいの?死ぬの?東京は被曝したの?俺たち癌になるの?日本は終わるの?」と思う人たちも当然いて、半パニックになってしまう人もいるかもしれません

まー知らなければ当然っちゃ当然

100cpmは大体1マイクロシーベルト/時間に相当します
μ(マイクロ)はm(ミリ)の1000分の一なので、0.001ミリシーベルト(mSv)=100cpmです

(cpmというのは、ガイガーカウンタで測定した場合の「スコア」で、厳密に放射線量を表すものではありません。ベータ線やらアルファ線やら全てごっちゃにした「放射能の大体の強さ」を示すものですのであしからず このガイガーカウンタでの近似値;上のリンクに記載あり
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%82%AC%E3%83%BC%EF%BC%9D%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%BC%E8%A8%88%E6%95%B0%E7%AE%A1

今の東京は20cpm、一番上がった時でも80cpmです
つまり、平時は0.0002mSv/h。最大値で0.0008mSv/hです
埼玉では通常の40倍の値が出た、ということですが、40倍しても0.008mSvです

一年間で計算すると、
平時は0.0002/hx24hx365d=1.752mSv/y ←2.4mSv/年というデータもあります
瞬間最大値の40倍が一年間ぶっ通しで続いた年が仮にあったとして、約70mSvです(2.4mSvを基データにしたら約100mSv)

世界にはそれ以上の場所もありますし、
http://www.taishitsu.or.jp/genshiryoku/gen-1/1-ko-shizen-2.html
http://www.taishitsu.or.jp/genshiryoku/gen-1/1-ko-shizen-3.html

ラドン温泉などでは通常の200倍の放射線が飛び交っています
埼玉の瞬間最大値の5倍です

有馬温泉はなんと40000倍
http://club.pep.ne.jp/~tsunoda/housyasen.html

温泉行ったことありますよね?
水が体について不安に思ったことがありますか?
つーかゆっくり浸かりに行くんですがw

有馬温泉に1時間浸かった場合、
平時の40000倍ですから、0.0002*40000=8mSvの放射線を浴びることになります
12回行けば100mSvに達してしまいます

東京の雨にぬれないように、というデマを聞いたら、笑いながら教えてあげてください
有馬温泉の1000分の一の放射線です

雨でずぶぬれになって1時間野ざらしになったとしても、
有馬温泉に4秒浸かった分と同じ放射線量です


次に人体に影響のある放射線量について

100ミリシーベルト(mSv)というのが一番厳密ですが、200mSvという報告もあります(英語)↓
http://www.springerlink.com/content/vbhry8vtey0ey6wm/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/9402638

実際、原発の緊急作業に従事している方たちの一日あたりの被曝線量の上限を、100mSvから250mSvにまで引き上げていますので(http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819695E3E7E2E4908DE3E7E2E1E0E2E3E39191E3E2E2E2)、200mSvという量は充分に安全な範囲でしょう

イランのラムサール地方は260mSv/年の自然放射線量があります
ここの人たちのDNAは、先祖代々脈々と自然放射線を浴び続けています
もしこのレベルがDNAに傷をつけてガンを引き起こすのならば、この地方の人たちはガン患者だらけのはずです。けど実際はいたってノーマル。250mSvってのは安全な範囲だと想定されているのですね。

上の計算で
瞬間最大値の40倍が一年間ぶっ通しで続いた年が仮にあったとして、約70~100mSvですから
全く問題ありません

これを問題あるとする方は、有馬温泉に入らぬよう

有馬温泉の10枚つづりの回数券を殺人兵器だ、と認識している人はいないようですが、
東京に降り注ぐうっすーい放射能を含んだ雨をめちゃくちゃ怖がる人はいるみたいです


・・・・まぁみんな落ち着いてw


結論

有馬温泉は怖い


じゃなかった


結論

騒ぐレベルじゃない


平時の100倍の放射線量が降っても、ラドン温泉より薄いレベルです
平時の400000倍の放射線が降るのであれば、一時間くらいで健康に影響が出るかもしれないレベルを浴びてしまうので、マスクなど厳重装備を←到底起こるとは思えませんが

これも貼っておきます↓
http://blog.livedoor.jp/lunarmodule7/archives/2406950.html
↑今回の原子力発電所の事故の概要
間違っても核爆発や核分裂反応の暴走なんてことは起こりません
今からは収束に向かうのみです


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追記
体内被曝に関して気になる方もいる模様
体内被曝は体の中に取り込まないと起きません
取り込む効率は非常に悪いので、あまり気にしなくていいと思いますが、念のため

原子炉内で生じる有害な放射性同位元素は、主に3種類
セシウム134、ヨウ素131、ストロンチウム90です

他は半減期が短く、生体にも取り込まれても影響無しです

セシウム134 
カリウムに似ているため、カリウムと同じような挙動を示す
骨には低濃度、筋肉に高濃度に分布する 
カリウムと同じく、頻繁に代謝され、積極的に排出される
生体内半減期70日

ヨウ素131 
甲状腺ホルモンを作る際に必要なヨウ素の放射性同位体
チェルノブイリで甲状腺ガンが多発した原因
このため、最近ヨウ素剤を求めた人がイソジンを求めて軽いパニックに
半減期は8日で、すぐに放射線は減衰する

ストロンチウム90
カルシウムと構造が似ているため、骨に蓄積
半減期は28.8年と長いため、危険だといわれる

現在東京を漂っている放射線(40倍の埼玉での瞬間最大値)0.008mSv/hは、自然放射線(宇宙線など)も入ってるし、いろいろな放射性元素からの混合物です

どれくらいの割合か情報がありませんので、一番危険と思われるストロンチウム90を基に、ぜーんぶストロンチウム90が放射線を出して、それが全部体内にとどまりつづけたと仮定して考えてみます

当たり前で恐縮ですが、上の計算と算出方法は同じです。
つまり、0.008mSv/h x 24h x 365 = 70mSv
ですので、一年あたり、全く影響のないレベルの放射線量です

これが最初で一番高い状態
こっからは下がる一方です。
15年後は50mSv、30年後には半分なので35mSvです。
有馬温泉計算で行くと、初年度が9回分
15年後は6回分、30年後は4回分です

これがヨウ素だったら8日後には半分ですから、
最初の一週間の間はトータル1.5mSvで、次の週が0.75mSv。
有馬温泉で言うと10分、5分のレベル

ね?都内の人がヨウ素剤を飲む必要ってあると思います?

しかも、
上の計算は、空中をふわふわ漂っている微量粒子のストロンチウムを全部吸い込んで、全部吸収しないと無理です。カルシウムを食事からとった場合でさえ、吸収効率が20%~40%です

肺から吸い込もうとすると10%~30%です(タバコに含まれるカドミウムを参照にしました)
http://bukai.pharm.or.jp/bukai_kanei/Topics/Topics7.html

皮膚からは一般に経肺吸収の1/10なので1%~3%でしょう


なので、

実際、そこらの空気をぜーんぶ吸い込んで、肺から全部吸収してやるくらいのつもりで過ごしたとしても、せいぜい有馬温泉1~3回分くらいの放射線しか浴びれません

ストロンチウム90を空中から集め、団子を作って食べたとしても、Max4回分

実際の放射線はストロンチウム100%ではないです

原発事故の際の報告によると、ストロンチウム90の割合は0.2~2%以下ですので、
http://cnic.jp/modules/radioactivity/index.php/8.html
有馬温泉で30秒~4分程度、かけ湯をしただけで、都内を漂っている(であろう)ストロンチウムによる放射線と同等の被曝が完了しちゃいます

都内で検出された最高レベルの放射線が1年続いて、体内に100%減衰や排出無しで、こつこつと来る日も来る日もストロンチウム90を空気中から採取しつつけたとしても、有馬温泉3時間~24時間分です(実際ストロンチウムがカルシウムとどれほど同じ挙動をするのかは、知りませんが、骨の代謝は1年くらい ほとんどの骨組織が入れ替わります)

厳密に算出しようとすると、摂取した際の実行線量係数だの、吸着する際の置換率だのを掛け合わせる必要があるので、上の計算は、本当にざっぱな計算で、もんのーすごく高く見積もっています。

今の時点で、どんなに悲観的な想定をしても、実際に健康に影響を及ぼす量の放射線を体内被曝することなんてできませんよ・・・

もちろん、マスクするにこしたことはないですが、忘れたら死ぬ、ってレベルじゃない!
まぁそういうことを主張する人もいるし、不安になる気持ちは分かりますが、どうか冷静に

温泉の線源はラドンで、これらはアルファ線3本ベータ線2本を出します
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%89%E3%83%B3
一方、X線写真や、上に挙げた3種類からは主にガンマ線が出ます

アルファ線・ベータ線のほうが、射程が短いですがエネルギーが高く、細胞にダメージを与えやすいです
ガンマ線は、透過能力が高いですが、細胞にダメージを与えにくいです
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%9E%E7%B7%9A

よっぽどラドン温泉に浸かって、体の隅々まで放射能にさらす方が危ないのでは?
飲むなんてもってのほかですね(笑 実際は問題ない放射線量ですので飲んでよし、吸ってよし、ですhttp://chiebukuro.travel.yahoo.co.jp/detail/1223244107.html?p=%E4%BE%9D%E5%B1%B1%E6%A5%BC%E5%B2%A9%E5%B4%8E

年一回、有馬温泉に浸かっている人は、死んじゃう?ガンになる?髪が抜けて皮膚がただれる?

んなぁーこたぁない

都内の皆様、くれぐれもデマに流されなきよう


注意書き
この記事はあくまで現時点の状況を述べています
事態が悪化することはないと思いますが、そうならないように自衛隊・東電職員の方々が体を張って尽力されています。我々にできるのはパニックにならない強さを持つことじゃないかと思い、この記事を書きました


===引用、以上===


原子力発電所の将来のために、定年を半年後に控えながら、志願して応援のため福島へ向かった地方の電力会社の社員の方の話(これは時事通信の報道記事です http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011031600093)などもあります。

東京電力や政府の事実隠蔽だ、とか、判断が後手後手に回っているじゃないか、とか、批判も多いです。でも、あんまりその文句ばっかり繰り返してるだけの人を見ると、「あれっこの人、テレビに洗脳されて言っているだけじゃないのかな?」と思っちゃいます。もちろん、それも事実なのかもしれませんが、ちょっと状況に明るい人の冷静な意見や、原発の中で働いている人の思い、特に原発の現場で危険を冒して作業している人たちのことも合わせて考えると、声荒げて文句ばっかり言う気にもならなくなるんじゃないかと思うんです・・・。

とにかく、私も募金ぐらいしかできることがなく、遠くから何ができるかと考え、何の力にもならなくても自分の気持ちの整理のために、この文章を書いたり(今回ほとんどコピペですが・・・)しています。
日本にいる人たち、特に、被災している人たちは、言葉にならないぐらい大変なはずです。引き続き祈ります。
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↑↓ 関連記事?? 実のところ、ランダムセレクションの非関連過去記事ですが・・・

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