ベーグルの穴から見えた日記

コイ2 若者たちの奮闘劇

はあ、はあ・・・、今週もなんとかかんとか、終わりました! ララ!(←うたうように)

今週の大イベントはというと、火曜日に、またしても、「コイ」になってきたのです。

コイとはなにか、このブログの大ファンの方なら、覚えているはず!・・・と自分で書いてて恥ずかしいので、いきなり回答を書きますが、鯉、まな板の上の鯉、ならぬ、歯科診療台の上の鯉、になってきたのです。

つまるところ、歯を抜いたのです。

「またぁ???」 そうなんです。またなんです。とほほです。

前回(それは、2009年3月4日のこと・・・)は、なかなか甘いマスクのお兄さんで、鯉が恋しちゃうかもみたいな乙女の気持ちを絡めつつ、短編小説を書いてみたが、今回は、もっと医学生ドラマの名場面集を見ているようでした!
前にも説明しているように、私は、歯科大学の歯医者さんに行っていて、学生さんが処置をする代わりに、価格が安いのです。だからまあ、歯学生ドラマになるのも当然かもしれませんが・・・。

(前回のコイ1に引き続き、ながーいです。すんません!)

今回歯を抜いてくれたのは、まつ毛がくりんと長い(まあ、この街にいる大抵の人は、老若男女を問わず、皆私よりまつ毛が長いが)、巻き毛のお兄さん。たとえていうなら、キューピーみたいな部分部分を持ちつつも、嵐の松潤的な野性味がある。

私は嵐の中なら桜井くん派なので、今回は恋物語とはならなかったわけです。(私の中の妄想の行く先が、ということです。前回も、特に恋に発展したりはしていません。)

お兄さんは、正式な口腔外科医ではないものの、おそらく歯を抜いた経験はすでに持っている様子。常に余裕を見せているかんじ。(そのへんがまた、私の中の勝手な松潤のイメージとかぶる。)

そして、「処置の様子を見学させてください!」と、かわいらしい、お嬢様系の女の子がやってきた。お兄さんは、そこでなぜか「本当に?」と、念を押していて、一瞬、へんな会話だなあ、と思ってたのだけれど・・・。

彼女は、「はい、だって、何事も経験だから、まずは見てみないと」と言って、アシスタントにつくことになった。

麻酔をして、歯を抜く作業に入る。前回の歯は、レントゲンで確認して「あーこりゃおそらくだめですね」ということで、その場で抜いたのだけど、今回の歯は、最初はがんばって根幹治療しようという予定で、たくさんある虫歯を一生懸命削ってもらった末に、「・・・こりゃだめだ」と決まったもの。そのため、前回は、ただすぽっと抜けたのだけど、今回は、途中で歯が割れて、若干難航。

松潤的余裕を見せていたはずのお兄さんだが、数度目の「ごきっ(たぶん歯がまた折れた)」の後、小さな声で、「No・・・」

あすかまる
「NOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!」

お医者さんに、耳元で(耳元じゃないけど)NOとうめかれるほど、奈落の底に落ちる気分のものはありません・・・。
でも、もちろん途中で本物のお医者さん(つまり教授)が様子を見にきます。口の中をのぞいて、「うむいいね、もうちょっとだね」と、お兄さんに言うその声は、私の耳にも、神の声のように響くのであります。

ああー、もしよかったら、そのまましばらくここにいて、もしなんだったら、残りはあなたがやってくれちゃってもかまいませんのよーーーーー。

という願いは叶うわけもなく、お兄さん、気を取り直し、「違う機器を持ってきて、すこしだけ歯茎を切ってとるね」と説明し、どこぞへその機器を取りに出かけた。

その間、アシスタントの彼女が、吸い込む器具でたまった唾を吸ってくれたり、口の周りにこびりついた血をふいたりして、かいがいしくお世話をしてくれて、私は、「んまー、なんかこの子、白衣の天使ってかんじだわあ」と思った。
処置中は、お兄さんがこの彼女に、「xxx(器具の専門用語)取って、違うそれじゃない、そっちの、違う違う、そうそれ」みたいに何度も言うのを聞いて、「この者は相当どんくさいぞ、どうかこの者が最後に私の口に手をかけるようなことは起こってほしくないものだ・・・」と考えていたけど、ちょっと見直した。

「口の周りがスプラッタになってるよ」「えー私、この後会社行かなきゃいけないからー」「じゃあこんな顔で行かせるわけにはいかないね」
などと、気軽な会話などもした。

でも、数度目に唾をとってくれた時、私が感謝の気持ちをこめて、ちょっと笑いかけたら、笑い返してくれた彼女の顔に、少し覇気がなかった。

そして、その後、機器を持って戻ってきたお兄さんに、私のあたまの上で彼女がこう言うのが聞こえた。
「ちょっと座りたいの・・・。あっちで座ってていいですか・・・。」

おそらく彼女は、私の口の中のスプラッタを見て、気分が悪くて我慢ならなくなっちゃったのだ。断っておくが、終わってみれば、そんなに大変に稀な手術ということはなく、まあまあ普通の、抜歯のプロセスだったようなので、私の口の中が、ちょっと通常では考えられないほどひどい状態だったとは思えない。

お兄さん、首をすくめて、「アシスタントが、ちょっと脱落しちゃった」と私に報告。私は、お兄さんがさっき言ってた「本当に?」の意味が分かって納得しながらも、私が笑いかけたことが、その弱々しい笑顔と口の中のスプラッタのギャップが、彼女の気分を最高潮に盛りあげちゃったのではないかと、反省した・・・。

そしてやってきたアシスタント2は、これまた美形だけど、さっきの子よりはしっかりしていそうな感じ。

歯はとうとう抜け、切った部分を中心に、ちくちく針仕事のご様子。
お兄さんが2回針を通した後、アシスタント2に「やってみる?」と針を渡す。頼むよアシスタント2ちゃん・・・!!
アシスタント2は、全然違う方向から針を入れようとして、お兄さんにさんざん指導を受けながら、最後は「えいやっ」と針をふたさしすることに成功。私の頭の中では、「今の、ほんとに大丈夫だったの?!」と不安でいっぱいだったけど・・・。

とにもかくにも終わって、土曜の朝の現時点、とっても快調に回復しております! ふむ、アシスタント2ちゃんも、一応きちんと仕事してくれてたのね。ほっ。

NYUの歯医者さん、治療費も日本で保険なしで治療するぐらいの価格に抑えられるし、私的には、「NYで歯科保険をもたない人にはオススメですよ」、といいたいところではありますが、一方で、歯学生ドラマに患者役で出演する気概がないと、なかなか続かないかもしれません。

正直、処置されてる途中では、瞬間的に、「こんなとこ来なきゃよかった?!」と後悔することもあります・・・。最後には、よくできていて、安心するんだけど。
それに、処置する学生さんによって代わる可能性もありますしね。

ところで、今回抜いた歯にはブリッジを入れますが、それをのぞけば、私の歯医者通いはどうやらあと少しのようです・・・!! うれしいーーー。
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