ベーグルの穴から見えた日記

本場の味

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前住んでいた場所と違い、今の新居は、歩いていける距離に中華はもちろん、韓国、タイ、マレーシア、ベトナム、インドまで、アジア各国のレストランがある。なんてすばらしいことなんだろう!!! しかもどこもここも本格派。そりゃそうだ、その国の人が作ってることがほとんどなんだから!
しかも、ありがたすぎることに、どこもここも安い。

まあ、おいしいとこやおいしくないとこがありますが、「地元で外食」の選択肢が増えて増えて困っちゃうぐらいなのです。外食なぞめったにしない慎ましい私なので、たまに「今日は外で!」となると、もう緊張しちゃって、余計に迷う。

というわけである日は、青い瓦屋根の韓国BBQやさんへ。
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腹ペコなので、まずはつきだしにがっつく。これ以外に、少し遅れてサンマの塩焼きが1本来たよ。どんだけ食わすつもりなんだ・・・

この日は、カルビのほかに何かホルモンを食べようということになったんだけど、「ホルモン」っていうメニューはないのよね。内臓系のメニューがいくつも並んでいるが、うーむ、どれが私の思い描いているホルモンなんだ・・・???

友人の助言を得て、小腸を頼んでみた。
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そしたら、こんなのがきたーーーー!!!

丸いチューブの中に、何かが詰まっている!

韓国焼肉では、お店の人が勝手にどんどん肉を焼いては各自の皿に入れてくれるのだけど、急かされて嫌なので、「自分らでやります!!」と宣言する。
最初は、初めてのモノ、しかも内臓なので、今回はお店の人にやってもらおうかと思っていたのだけど、一気に全部鉄板に載せる勢いだったので、思わず「後は自分で!」とお店のおばちゃんを制してしまった。

しかしそうなると、一体いつがこいつの食べ頃なのか・・・。仕方がないので、テキトー攻撃である。じっくり焼いたら、くたっとして縮んできたので、食べてみる。
うん、おいしいぞ! 外はくにくにっとしてて、中がレバーみたい。

しかし同行の友人によれば、「前に日本で食べたものとなんか違う・・・」らしい。
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(右は、食べ頃になりつつある小腸と、カルビ数枚の図。
お店の人任せだと、カルビもどかーんと一斉に焼かれちゃうんだよねえ。韓国焼肉のお肉は、しっかり焼いても柔らかくておいしいから、まあいいんだけど、やっぱり自分のペースでやりたいわー。)

家に帰ってからインターネットで調べたところによると、このチューブみたいなモノ、「丸腸」と呼ばれるもので、腸の外側の脂分がおいしいので、小腸を切り開かずに、チューブの表と裏をひっくり返して、脂を中に閉じ込めたもの、らしい。

うんうん、確かにチューブの形状は、丸腸そのものだったんだけど、でも中に詰まっていたのが、脂というよりは、味も舌触りもレバーのような感じだったんだけどなあ・・・。
この店オリジナルの、レバー詰め丸腸だったのか? それとも、特製のタレにつけ込む間に、こういう風に脂が変化したとか? うーん、謎だ・・・。
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で、食後に差し出されるのが、こんなジュース。

甘さもほとんどなく、透明な味のする飲み物で、何が入ってるのか分からずじまい。・・・うーーーん・・・ライチ?と思ったのだけど、調べてみると、「シッケ」という飲み物らしい。

米を麦芽粉で発酵させて作る、韓国の伝統的な飲み物なんだとか。この白い粒々は、お米だったのね! 外食をすると、いろいろ勉強になるなあー。

ところで、ご近所に数多く存在するアジア料理レストランの中で、おそらく唯一、「本場の味」が味わえない国があるのです。どこの国だか分かります?


ち、ち、ち、ち、ち、・・・ポーン! はい、答えの時間です。


それは・・・

日本料理!!

日本人がお店を開くといったら、マンハッタンの、しかも腸高級・・・じゃなかった、超高級な日本食レストランばかり。そして、安い日本食のお店は、どこもここも、他のアジアの国の人が開いてるもの。

おっと、カンチガイしてくれませぬよう! 私は、日本人じゃない人が経営してる安い日本食やさんで食べるお寿司が大好きだし、日本食を提供してくれて本当にありがたいと思う。(Tempuraはどこのお店にもあるが必ず「間違っている」など、日本の味を再現とは行かないメニューも数多いけど。そこがまたよかったりもして!)

でも、他のアジアの国の人たちが、国ごとのコミュニティを作りその国の味を懐かしむ同じ国の人たちのためにレストランを開いてる感があるのに対し、日本人にとって日本人は、金をふんだくる対象でしかないのかしら・・・と思ってしまう。
こんなのって、幻想かもしれないけど。だって、他のアジアの国では、本国に行けばもっともっとずーっと安く、同じものが食べられるのかもしれないもん。それに、他のアジアの国々の人がアメリカに来てコミュニティを作った経緯と、多くの日本人がアメリカに来た経緯は、全く異なるものだろうし。

「海外でインチキ日本食が氾濫している由々しき事態を回避するため、海外の正しい日本食レストランを日本政府が認証します」と日本政府が発表し、海外メディアから「スシポリス」と揶揄され、結局は「認証はやりませんよ」と実質方向転換するに至ったというドタバタもあったよね。
でもさ、私らのような平民には、インチキ日本食のほうがずっと身近なんだよ! 多分、日本にいても、そうなんじゃないかなあ? そうそう毎日、寿司と天ぷらばっかり食べないよ!という意味で。

でも、考えてみれば最近は、「日本人による、手の届く日本食」のレストランも、NYに増えてきてるかな。牛丼とか、カレーとか、うどんとかね。もっともっと増えてほしい!
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