ベーグルの穴から見えた日記

Antoine's:レストランで大事なこと



3日目のディナーは、Antoine's。1840年創業の老舗レストランで、数多くの著名人がこのレストランを訪れたという「ニューオリンズで最も古く、最も高級なレストラン」(地球の歩き方より抜粋)だそうだ。
「夜になると盛装した紳士淑女がアンティークなランプの下に集う光景は見もの」・・・
というわけで、私たちも、貧民なりに精一杯着飾って、Antoine'sに向かった。

でも、着いてみると、少しはドレスアップした人もいるものの、かなりラフな格好で着ている人も多くて、拍子抜けした。
メニューが130種類以上もあると、これまた地球の歩き方情報で読んでいたのでどうなることかと思ったのだけど、これまた拍子抜け、思っていたより異常にメニューの量が少ない!!!
もちろん普通のレストランとしてはOKな量だろうけど・・・。

「カキの上にほうれん草のピューレとバターをかけてオーブンで焼いた」(地球の歩き方より)、石油王の名を冠したオイスターロックフェラーは、名物なので頼むことにしたけど、それ以外にイマイチぐっとくるものがなく、全く違う意味で迷うはめに・・・。


Oysters baked on the half shell with the original Rockefeller sauce created by Antoine's in 1889.
これが噂のオイスターロックフェラー。レシピは門外不出なんだとか!

スパイシーでねっちりしたソース(ソース、と呼ぶには、形をとどめすぎてる!)は、確かにすごくおいしい! すごーく濃いけど、クセになる味。でも、なぜカキの上に・・・という疑問は残ったりもして。カキは、うねうねと盛られたこの物体の迫力におされ、ほんの申し訳程度に中にちぢこまっていて、味はしないなあ。



ピンボケですが・・・。
これは、エビの・・・なにか。オンラインのメニューには、似たようなものは載ってるんだけど、これじゃなかった気がするので、分からずじまいです。冷製です。

おいしかったー。表現力がないことをさらに露呈することを覚悟の上で言わせていただくと、すっきりしたエビチリのような感じ。


Grilled filet of pompano with lump crabmeat sautéed in butter。
お魚料理の中にあったpompanoというものを、ひとつ頼む。シェアします、といったら、2つの皿に半分ずつにして持ってきてくれた。この辺の気配りはさすが老舗といったところ。というわけで、これは1皿の半分です。→

pompanoというお魚、全く知識がなかったのだけど、ちょこちょこ名前を見かけたなあ。アジ属の魚なんだそう。
お魚の上には、カニ身がのっているのです。カニの甘さと魚から出る脂が渾然一体となって、これまた、シンプルながら、さすが!と唸らせるおいしさだった。

しかし。このお店でがっくりだったのは、私たちのテーブルについたウエイターのおじさんの態度。「もっと金使えよ」とばかりに、かなり積極的にアタックしてくる。

この店、コースは取らず全品アラカルトということでやっている。それからメニューにはご丁寧に、「ミニマムオーダーは11ドルです」とか書いてある。(多分、オイスターロックフェラーだけ食べに来る人対策なんじゃないかなあ?)
私たちはミニマムオーダーは、既に十分すぎるほどに満たしている。それなのに、気持ちよく食事をさせてくれず、ちょっとでも多くお金をむしりとろうという貧乏くささ! ニューオーリンズで最も高級とか言われるほどのレストランでありながら、その態度!

料理がとってもおいしかったこともあって、私たちは、びっくりしつつもそのウエイターのアグレッシブさを逆に楽しむことにしたが、それでも居心地はかなり悪く、デザートも食べずにお店を飛び出して、Cafe du Mondeに駆け込んで、ベニエとコーヒーでこの日の夕食を〆たのでした。

私のような、たまにしか豪華な食事をしない貧乏人にとっては、気持ちよく「私にとっての大金」を使わせてくれるかどうかに対しては、より敏感にならざるをえないわけです。
特にこの旅行中は、きちんとしたレストランに続けざまに行って、気持ちのよい対応もたくさん受けたからなあ。
とりあえず、私は再来することはないでしょう・・・。
関連記事

↑↓ 関連記事?? 実のところ、ランダムセレクションの非関連過去記事ですが・・・

コメント


管理者にだけ表示を許可する