ベーグルの穴から見えた日記

Brigtsen's:おうちで豪華な夕食


2日目の夜に、アップタウンまでバスに揺られ、たどり着いたのがここ、Brigtsen's Restaurant。

旅行前のある日、10年前にニューオーリンズにいちど行ったことがあるという我がボスが、「ふつうの一軒家みたいなデザインになっているおもしろいレストランで、すごくおいしい料理を食べた記憶がある」とのオススメ情報をくれた。・・・といっても、何しろ昔すぎて詳細は何も覚えておらず、ボスはニューオーリンズ大好きでしょっちゅう出かけていっているという彼のお兄さんにわざわざ電話して、その名前を聞いてくれた。ちなみにそのお兄さんは、つい先月もニューオーリンズにいたんだって! すごいなあー、いいなあー! いやわたしだって、先週いたんだけどね!

中心部からバスで30分、その遠さには驚きましたが(会社に戻ってから「遠かった!」と感想を言うと、「へえそうなんだー」と言っていた・・・人に連れてってもらっただけだったに違いない)、お料理はほんとにおいしかった!



私たちは、12畳ぐらいのリビングルームに通された。ははは、ほんとに家みたい!

全体像の分かるうまい写真が撮れなかったのですが、ふつうのおうちにレストランのセットを準備したみたい。私たちの部屋には、7~8人がけの丸いテーブルが2つ、それ以外は、4人がけテーブルがひとつ、2人がけテーブルふたつ、設置されている。でも、サーブしてくれる人たちもすいすいと動いていているし、狭苦しいきゅうくつなかんじはしない。

トイレに行った友だちの話によると、どうやら2階にも別の部屋があるらしい。 お料理が上手に写らなかったのが大変悔やまれるのですが、一応紹介します・・・。



Butternut Shrimp Bisque。

ビスクって、もともと結構すきなのです。でも世の中には時々、くどすぎるビスクもある。私はそういうのでも好きなのだけど、ここのビスクはすごくその調節がおいしくて、ちゃんとこってりしてるけど、べたべたしない。
ぎゃあー、スプーンが、とまらない!!

「何でも食い」の私なんかの感想より、どちらかとビスクが苦手な友だちが、「わたし、初めておいしいビスクを食べた気がする・・・!」と言っていたのが、このビスクのおいしかった証拠でしょう!!



・・・すみません。なんとか画像処理で可視化は成し遂げたのですが・・・!
しかも、正式名称わかりません。シーフードの入ったグラタン、です。

グラタンといっても、チーズたーっぷり、ホワイトソース、みたいなグラタンではないんです。

ここの料理って、そういう、あるひとつの食材が全てを凌駕するような、力ワザなパワフルさはないんです。メニューの書き方を見ても、なんともそっけないというか、飾り気がない。ホームページも、全くもって、しゃれっ気がない。
この、おうちをレストランにしちゃう発想だって、もしかしたら、敢えてそうしたわけじゃなくて、改築したらお金かかるし、このままやっちゃえー!てな勢いだったのかもしれない・・・これは私の妄想に過ぎませんが。
とにかく、そういった飾らないかんじが、お皿の上にも表れてる。

飾り立ててないのに、おいしい。ひと皿ひと皿、感動がある!


そして、メインです。

ツナが評判が高いというのと、今日はメニューには書いてないけどソフトシェルクラブの料理があります、ということで、そのふたつを頼む。
これはTuna。ツナ、ってマグロのことです。
正式名称は、Blackened Yellowfin Tuna with Smoked Corn Sauce, Red Bean Salsa, & Avocado Sour Cream、です。

あのねえ。味の説明は、全くもってできないんですけど、すっごく、すっごく、すっごくおいしかったのです! 豆のサルサとアボガドのソースという、組み合わせも全く違和感がなくておいしかったし、何よりも、ツナが!!
こんなに分厚く切って、それを上手に焼くとこうなるのでしょうか、まわりはしっかりとした焼き色で、肉のような旨み、そして中の中だけ、マグロの赤が残っていて・・・。

そして、もうひとつのメインは・・・すみません画像なしです。うまく写ってませんでした。
ソフトシェルクラブ、というのは、殻の硬いカニ、まるごと食べられる、私の手を広げたより少し大きいぐらいのカニなのです。それを1匹、衣をつけて揚げて、ピーカンナッツを使ったソースをかけたもの。
ピーカンナッツを使ったソースって、一体どんなもの・・・と思っていたのだけど、これがまた! ピーカンナッツといえば、デザートに使われるのしか見たことないので、甘いソースかとも思ったのだけど、予想に反してスパイシー! ナッツも全く違和感がないのです!
再び友だち談「私、ナッツを使った料理で心からおいしいと思ったの、初めて・・・!」。

いやー、NYの同じレベル、もしくはもっと高いレストランに気合を入れて臨んでも、「全部のお皿がすごくおいしかったね!」という結果にはなかなか至らないのが実情だった。
それなのに。NYから遠く離れたここニューオーリンズで、その不安を一気に解消してくれるレストランに出会ってしまうなんて! なんて不幸なんだ!?

あ、でもね、実は、メインの付け合せのうち、じゃがいもの皮も入ったマッシュポテトはていねいに作ってあって夢見心地になっちゃうおいしさだったんだけど、もうひとつの野菜炒めみたいなものが、・・・野菜炒めでした。ま、いいんです! どうせ食べきれないほど料理があったのだから。おなかがふくれて、マッシュポテトを食べきれなかったのがほんとに残念・・・。

そんなおなか具合で、デザートはとても無理・・・と思ったのだけど、このレストランのデザートを食べずに帰るのは、とってももったいない。というわけで、ひとつだけシェアする。
デザートのカフェオレ・クレームブリュレ・・・。ああ・・・またこれが、すごいおいしかったのです・・・。
というわけで、打率10割に限りなく近い、すごいお店だったのです。

余談なんですが、ここを訪れた次の日、ぶら歩きの途中で、「What's Cooking in New orleans」という大変興味深いイベントをやっている建物があったので、入ってみた。昔のレストランのポスターや調理器具が飾られていたり、ニューオーリンズの食の歴史に関する30分ぐらいのビデオが放映されていて(全部見た!)、大変に興味深い展示だったのだけど、そのビデオの中で、なんとこのレストランのシェフ、Frank Brigtsen氏が何度も出てきたのです!
さすが、それなりに有名な人だったのねー! ソフトなフランケン・シュタインみたいな、飾り気のなさそな御方でした~。
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↑↓ 関連記事?? 実のところ、ランダムセレクションの非関連過去記事ですが・・・

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