ベーグルの穴から見えた日記

トマトは偉大だ。



イタリアで食べるパスタは、ひっくり返るぐらいおいしいとみんなが言う。イタリアに行く資金の余裕はないけど自分もひっくり返ってみたいから、安くておいしいイタリアンのお店をNYで一軒見つけなければと常々思っていた。
でも、評判のいいイタリアンって、たいてい高いのだ。貧しい私にとって、10ドル以下でなかったら、どんなにおいしかったって何度も行くレストランにはなりえない。ましてや、パスタだ。家でも作れるパスタのために15ドルも払うなんて、私として失格だわ。
さらにミートソースなんていわれたら、「あー家で食べられるアレねえ」と思えて、最も頼むのがもったい気分になるパスタだ。

・・・我ながら、パスタ歴の乏しさを露呈しているようなパスタ観である。
しかし、やっと見つけたのだ。通っちゃいそうなイタリアンを!


それは、マンハッタンの端っこのほうにある、小さな小さなお店。
友だちの持っていた本からの情報でなかったら、ぜったい行くことはなかったと思う。ああ、本を作ってくれた方と、その本を買ってくれた友だちに、感謝!!

入ってみると、狭くて薄暗くて店内・・・の向こうに、中庭がある。
庭といっても、ただビルとビルの間の、これまた小さな一角でしかないのだけど、暗いところから外に出た途端に目の前に広がった世界に、思わず声が上がった。かわいい!!
空に渡された洗濯物、カラフルな椅子とテーブル、ほどよくメルヘンと遊び心が混ざった空間。
すてきすてき! パスタを食べる前から、「ここに来てよかった!!」と満足感でいっぱい!


量がけっこう多いらしいので、3人でパスタを2つシェアすることに。

パンを食べつつパスタを待つ。
しかしこれが既においしいので、2かご来たパンは、パスタが来るまでに数切れを残してなくなっていた。
このソース。
一体何が違うんだろ? なんでこんなに、おいしいんだろ?
トマトのフレッシュ感に、オリーブオイル、バジル、ガーリック・・・入ってるものは目新しくないのに。早くもイタリアのトマト力を見せつけられている私たち。


いよいよパスタ到着です!
(屋外の席にしたから、私のデジカメ(壊)では食べ物の画像がうまく撮れなくて無念!!)
パンのソースも赤、パスタも両方赤。変わったものを頼めばよかったかなあと一瞬思ったけど、実は全然違ったの!

手前はリガトーニというパスタにトマトとバジルのソース、モッツァレラチーズとなすが入っている。
トマトの味が、モッツァレラやなすやほうれんそうなど入ってるものすべてによって大きく分厚くふくらんでいる気がする。みんなでトマトを応援してるのだ。パスタも。チーズも。だからといってトマトもでしゃばることなどなく、みんなを見事にまとめている。
このお皿、勢いがある!


そして奥にあるのが、ミートソースである。ミートソースを頼むなんて、もったいないですと? ふふふ、ミートソースのことを何もご存知ないのね!

・・・いや実はもちろん私も、「このお店ではミートソースがおいしい」という本からの情報によって、頼んでみただけです。しかも半信半疑で・・・。
でも、これが本当に衝撃の味だった。これがほんとのミートソースだったのか!って思った。
フェトチーネは自家製で、リガトーニよりもむっちり。
そこに絡んだミートソースはさっきのトマトソースの勢いとはまた違って、濃いながらもその中にあるクリーミーさのせいか、大きなものに包まれてるような気持ちになるのだ。
これは・・・、マンマだ! イタリアのマンマの想いが、このパスタには息づいているんだ、きっと!

・・・このように私が妄想にふけるということは、すごくおいしかった証拠なのです!
ああ、あのミートソースが食べたい。今すぐに! 海外の日本人が日本食に恋焦がれるように、私がミートソースのパスタを求めてしまう日が来るだなんて、思ってもみなかった。
この日のメンバー3人とも、このミートソースにはヤラレタの一言。そのあともずっと、「あのミートソースさあ、もういっかい食べたいね・・・」の会話が繰り広げられていた。イタリアにはまだ行ってないけど、イタリアンのすごさを垣間見られたような気がする。
関連記事

↑↓ 関連記事?? 実のところ、ランダムセレクションの非関連過去記事ですが・・・

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

rinさん、はじめまして!
ね? ね? この写真、すごいですよねー!
今、自分で見てみても、あまりにおいしそうでひっくり返っちゃいます!

お店の場所、もちろんお教えしますよ!!
というか、こんなにいろんな方に「教えて」と言ってもらえるなら、
素直にアドレスを載せることにしましょう!
だってもともと、自分で発掘したわけじゃなくて本を見て知ったところですしね。

MAX 51Ave. B (Bet. 3st.&4st.)

googleで検索かければ、情報もいろいろひっかかると思います。
ぜひぜひぜひ、行ってみて感想を聞かせてくださいねー!
これをご縁に、これからもよろしくお願いします!

あすかまる | URL | 2005-10-16 (Sun) 04:37 [編集 ]


はじめまして。rinといいます。この写真に惹きつけられて初めてコメントさせていただきます。ニューヨークに住みはじめたばかりであまりニューヨークの情報を知らいので、ぜひ場所を教えていただきたいです。わたしからお教えできる情報は持っていませんが。。。 それでもよろしいでしょうか?

rin | URL | 2005-10-15 (Sat) 09:33 [編集 ]


Tulさん、
もちろんもちろん教えます!(鼻高々な私)

南の料理はヘルシーなんですか。
そうですよね、ひと口にイタリアといっても、広いですもんねー!
しかし、クリームを使わないとは意外。
そして私としては少し悲しい・・・。クリーム大好きですから!

イタリアの人がダイエットってなんだか変な感じがします!
(もちろん、ひとりもいないわけはないんだけど。)
その辺は、アメリカで培われた感覚だったりするのかもしれないですね。

あすかまる | URL | 2005-10-03 (Mon) 05:07 [編集 ]


あ~!、私も知りたい、このお店。

イタリア人はイタリア人でも、南のイタリア人の家庭料理は、地中海式ダイエットに近いから、結構ヘルシー、だと思う。
トマト中心で、クリームは使わないの。
特にその家、ダイエット一家だったし。(見た目は普通の人)
ノンファットが好きだったから、量が食べれない私は脂肪不足と見られる症状が、、、、。
これではまずい、と一人だけ、フルファットのミルクを買って飲んでた。

Tul | URL | 2005-10-02 (Sun) 10:36 [編集 ]


laughさん、
laughさんのHPは、もうとっくにチェック済ですよ~!
とても興味深い活動なので、NY関連以外のところもさかのぼって読みました。

仲のいいルームメイトがジャズドラマーな関係から、
その人の出没するジャズクラブには、私もちゃっかり出入りしてるのです。
laughさんの記事にChris Byarsがかっこよく現れたのを見たときには、
思わずふきだしちゃいました。
あんなに大々的に記事にして、CDまで宣伝してもらえて・・・! しあわせ者です。
そういえばChris Byarsはこの前、日本にツアーに行ってた気がする!

サンフランシスコ~? NYのがぜったいおもしろいですって! NYにしましょ!
・・・嘘です、ほんとはいちど行ってみたい。

あすかまる | URL | 2005-10-02 (Sun) 02:11 [編集 ]


わー、今年の11月にサンフランシスコに行くか悩んでいるのに、そんなこっそり教えて
頂けるならニューヨークに行ってしまいそうです(笑)。

 とはいえ、来年の冬場にはニューヨークに行くつもりです。それまではあすかさんの
ブログを楽しみに見ておくように致します。ちなみに、ジャズのいいお店のいくつかは
私のブログのニューヨークのジャズのあたりからわかるかも知れません。また見てみて
下さいね。

laugh | URL | 2005-10-01 (Sat) 17:20 [編集 ]


UGさん、
そうなんです~、ほんとにいいところを見つけちゃいました!

意中の女の子がいたらこんなお店に連れて行って
「きゃあ、かわいい~」かなんか言わせて、
さらにミートソースをふたりでシェアなんかしちゃったら、
も~完璧です、カンペキ!!

私は・・・自分で行きますけど!

あすかまる | URL | 2005-10-01 (Sat) 04:15 [編集 ]


Tulさん、
2世3世とはいえ、イタリア食文化継承者のおうちでホームステイは、
かなりうらやましい!! 太りそうだけど・・・。
しかもイタリア人もアルデンテができないとは! なんか安心。

やっぱり料理の本でさえも、日本のものがいちばん優れてるのかあ。
日本人って・・・偉いなあ!!

あすかまる | URL | 2005-10-01 (Sat) 04:13 [編集 ]


laughさん、
いやいやいや、このお店は日本語の「NYのおいしいもの!」系の本に載ってたので、
ほんとにその本に感謝感謝なのです!
だからもちろん、laughさんにもお教えしますよ、こっそり!
よそ様からいただいた情報なのに、交換条件だなんてとんでもない~。

このお店、間違いなくこれからは行きつけにしちゃいますから、
また衝撃のメニューがあったら紹介します!!

あすかまる | URL | 2005-10-01 (Sat) 04:07 [編集 ]


素敵なお店に、おいしい料理。
最高ですねぇ~(´∇`)♪

UG | URL | 2005-09-30 (Fri) 19:56 [編集 ]


アメリカで、イタリア系2世、3世の夫婦(夫2世)のところで1ヶ月ホームステイしたことがあるんだけど、夫の方はかなり、イタリアン度が残ってた。
でも、面白いことに、毎日食べるパスタに関して、2人ともアルデンテ、アルデンテと騒ぐのに、できないの。
なんかパスタを茹でるのが重要なことらしく、おじさんがたいてい担当だったんだけど(おじさんの方がちょっとまとも)
あるとき私が反対を押し切って茹でたら、本当のアルデンテだと喜ばれた。
それ以来、私が茹でるの担当になったよ。

その他の料理でもかなり影響受けたと思うけど、帰国してから日本でイタリア料理の本を読んで、本格的になったかも。

Tul | URL | 2005-09-30 (Fri) 13:21 [編集 ]


アメリカでご飯といって、そこそこいろいろ行っているつもりでもこういう記事を見ると
住んでいる人にはかないませんねー。今度ニューヨークに行く時は場所をそっと教えて
下さいね。その代わり安くていい演奏がきけるジャズのお店を教えます。ジャズ好きでない
と交換にならないな(笑)

laugh | URL | 2005-09-30 (Fri) 11:57 [編集 ]


Tulさん、
フェトチーネって、卵が入っているのか! 知らなかった・・・。

生パスタなあー、いまだかつて試したことないです。
だってー、せっかく生のを買っても、
ソースがしょぼかったら台無しになっちゃいそうじゃないですか?
トマトソースを極めたら、生パスタにチャレンジしてみたいものだけど・・・。
トマトソースの秘密を探るには、イタリア人とつきあってみるしかない???

あすかまる | URL | 2005-09-30 (Fri) 11:45 [編集 ]


ayakiちゃん、そうだよね、ミートソースは家で食べるもの、って私だけじゃないよね? よかった・・・
ぜひぜひ誰も彼もを連れて行きたいお店だよ、ここは!!

しかしなんかさあー、興奮して書いたけど、
ことばで伝えられることには限界があるわー。
ましてや私の文章力で、さらには私のデジカメの腕(とデジカメそのもの)では!!

そちらもイタリアンに行っていたねー。ラザニアそそるぜ!

あすかまる | URL | 2005-09-30 (Fri) 11:29 [編集 ]


フェトチーネが気に入ったとは、やはり卵好きだねー。
私は、いつもというわけではないけど、たまにフェとチーネ食べたくなる。
イタリー街だと、生パスタ売ってるところあるでしょ?

Tul | URL | 2005-09-30 (Fri) 07:42 [編集 ]


私もミートソースって自分から金払って食べないよ~
そんなに美味しかったんだ~~~^^!!
リガーニってやつのチーズタップリ具合がなんともそそりますなあ。
なんていってるけど、きっと私が到底想像もつかないほどの
イタリアの底力があるんだろうなあ・・・と、やたら妄想を書き立てられる記事だわー笑

ayaki | URL | 2005-09-30 (Fri) 05:15 [編集 ]