ベーグルの穴から見えた日記

タロから生まれたタロたろう。

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チャイナタウンでタロイモパンなるものにハートを直撃されてからというもの、私の頭の中にはお決まりのあの野望が渦巻いていた。「このタロイモあんって、家で作れるんじゃないの・・・?」それをとうとう、実行に移す日がやってきた。

これである。タロイモ。芋頭と書く。里芋に似ているけどずっと大きく土にまみれたその姿は、確かにいがぐり坊主の頭みたい。皮をむいて、桃から生まれた桃太郎のごとく、タロをまっぷたつに。

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これである。土臭い表面とはうってかわって中は明るい色彩、鮮やかなむらさき色のタロイモあんに一歩近づいたかんじ。しかしお世辞にもかわいいとは言いがたい、この奇妙な模様はどうなのよ。
ほどよい大きさに切って、少しの水でゆでる。ゆでられて形が崩れてくるにつれ、芋のいい匂いがキッチンに立ち込め、色合いも鮮やかに。タロイモそのものの味もちゃんと味わっておかなくてはと、この段階で味見。
すごくほくほくしていて、さつまいもみたいに甘味があるわけではなく、里芋みたいにねばりが出るわけでもなく、でもじゃがいもとは全然違う。このかんじ、どこかで味わったことがある・・・。これは、栗だ。甘味はないんだけど、味わいは栗そのもの。ふうん、おもしろいなあ! タロイモあんを食べてるときには、栗だなんて思いもつかなかった。実をつぶしてペースト状にしつつ、お砂糖を入れて少し甘味をつける。

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これである。タロイモあん、ラーメンどんぶりにてんこ盛り! すっごいたくさんできちゃったー!
・・・しかし。私は今回、ただひたすらタロイモあんが作ってみたかっただけで、どうやって食べるかなんて、実はあんまり考えてなかった。
昔買ったタロイモまんじゅう(の皮)がまだ残っているので、タロイモ+タロイモの相乗効果を期待してたのだけど、炊飯器に入れてふかしておいたタロイモまんじゅう(の皮)にタロイモあんをのっけても、どうも見栄えがしない。なぜならまったく同じ色だから! 食べてもいまいちぱっとしない。このほの甘い皮には、おかず系の具はどれもこれもすごく合っておいしかったのに、タロイモあんだと半端に甘いものどうし、しかも同じものでできてるので、なんともぼやけてしまう。
ううむ、では一体、このどんぶりいっぱいのタロイモあん、どうやってさばいたらいいの! 普通のパンに塗るっていうのも、どうもぴんと来ない。

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そこでふと思い出したのが、今朝食べたこれである。ふかふかしたスポンジに薄く生クリームを塗って、タロイモあんを巻き込んである。ふむ、ケーキみたいにしっかり甘いものとなら、私の甘さ控えめタロイモあんも引き立ちそう。
そして、さっきの栗のような食感。これを栗ペーストだと思ったら・・・モンブランができる!! いちどイメージが固まったら、いろんな想像が次から次へとわいてきた。アイスに乗っけてココナツミルクとかかけたら、チェーみたいになるかね?(昨日の今日でベトナムばやり~)・・・よおし、これからしばらく、存分に楽しむぞー!

あ、でもなんかいいアイディアあったら広く募集しますので、皆様よろしくお願いいたします!

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これぞ休日。

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さて週末。NYは近頃めっきり寒くなってきたけど、実は我が家の暖房はいまだに壊れていて、つく気配がない・・・。寒い家で震えるぐらいなら、いっそ外に出てしまえー! ・・・というわけじゃないけど、今日は昼から、ぶらぶらお出かけ。
家を出てすぐのおうちで、いつものガレージセール。何気なく見ていると、なんだかかわいらしいショートブーツが! 5ドルでサイズもぴったりだなんて、私のためにある靴なのね!とかなんとか言いながらご購入。家まで戻って靴を履き替える。るんるんで足元を見やって、紅葉の落ち葉と一緒に、ぱちり。なんだか今日は、いい日になりそうー!

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マンハッタンの図書館でビデオとDVDを借りて、そのまま5番街を南下する。私には縁のない高級なお店と、ものすごい人・・・というイメージで避けがちな5番街、でも元気いっぱいの昼間にゆっくり歩くと、それはそれで楽しい。
お天気がいいからか、土曜日だからか、冬に突入する前の最後の観光シーズンだからか、通りはいつもよりさらに楽しげな人たちであふれている。みんなきゃあきゃあと自分たちの国のことばで騒ぎ合ったり、写真を撮ったり、それを見て「じゃまだなあ」じゃなくて一緒ににっこりしちゃうのは、私もきっと休日モードで心に余裕があるからなんだなあ。
コスチュームショップの前で客引きをやってた人を、ぱちり。ハロウインに向けて、稼ぎ時なんだろう。ゴリラに捕らわれた哀れなひげおじさん、そのわりには陽気にこっちに手を振ってくれた。どういう仕組みか、分かります?

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さて! 夕方にはチャイナタウンまで一気に南下。友だちと待ち合わせして、ベトナム料理のお店へ。私、「なんとなくアジア」なお店は行ったことあるけど、純粋なベトナム料理ってどんなものか知らない。とりあえずオーバーライスものをひとり一皿と、「生春巻きよりこっちがオススメ」という揚げ春巻きをチョイス。うーん、すっごいボリューム!
手前は私のチョイス。イカと野菜を甘めのたれにからめてレモングラスで風味をプラス。レモングラスの入った食べ物がご飯の上にあるなんて、ちょっと冒険かなあと思いきや、食べやすさにびっくり! レモングラスは、ばっちり効いているのに、上にたっぷり乗っかった香草もばくばく食べてるのに、それがこんなにご飯に合うなんて、不思議・・・!
奥は友だちの定番セレクト、さいころビーフ。こちらも、日本人のために作ったかと思うほどに変なクセがまったくない、食べやすい味。こんなになじみやすい味だったんだー、ベトナム料理!
そして、中央にあるレタスとつけだれが、揚げ春巻きについてくるセット。今ネットで調べたとってつけの知識によると、本国ベトナムでは、生春巻きよりもこっちのほうが定番なんだって。レタスで春巻きと香草を包んで、甘酸っぱいこのたれをつけて食べる。んー! んまいー! ここでもまた香草が、ちーっともいやみにならない。ベトナムって、香草使いの天才なのね、きっと。にわかにベトナムに開眼した私。

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さて。満足満腹、しかし、ベトナム料理といったら、忘れてはいけない食後のお楽しみがあったはず!!! ・・・というわけで頼みました。レインボーアイスなるデザートと、ベトナムコーヒー!
レインボーアイスは、いわゆるチェーみたいなもの。ココナツミルクにレッドビーンズとグリーンビーンズが入ってるよって言ってたけど、グリーンビーンズは寒天状のまみどりの物体に姿を変えていてびっくり。あとは小豆が粒ごとたっぷりと、砕いた氷、上にはアーモンドのトッピング。ぶっといストローとスプーンがぶっさしてある。
そいでこれがまた! こんなにおおざっぱなのに、計算しつくされたようなバランス! 太いストローでずずっとすすると、あずきの粒と、あずきの液と、ココナツと、氷と、緑豆ゼリーと、アーモンドが、いろんな割合で入ってくる。上にアーモンドを乗っけることを思いつく、そのセンスがすばらしい!! すすっては氷とアーモンドをじゃりじゃり。スプーンですくえば、あずき中心のブレンドになる。ココナツとあずきも最高のコンビよね。はあー、しあわせ。
長らく気になっていたベトナムコーヒーというものも、初めて本物を飲むことができた。濃く出したエスプレッソをかき混ぜると、下に隠れてたコンデンスミルクが溶け出す。ものすごい甘さなんだけど、これが、おいしい! これは立派なデザートだわ。はあー。またため息。

今日はいい日になる・・・私の予言は的中した。しっかり楽しんで、リフレッシュして!
チャイナタウンを離れる前に、行きつけのチャイニーズベーカリーでタロイモのロールケーキも手に入れたけど、これは明日もよい日にするための「つなぎ」として取っておくことにしようっと。

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練るアイス練らぬアイス、練りにくいアイス練りまくりにくいアイス!

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今までは、その時々の安売りアイスを手当たり次第に食べていた私、ある時あるすじからある噂を耳にした。「あそこのバニラアイス、練るとおいしくなるらしい!」
その名は、Breyers・・・私がいつも食べているアイスメーカーのひとつだけど、今まで練って食べてみたことはなかった。お財布握りしめて、急いでスーパーへ。確か駅前のほうは、明日までBreyers安売り中だったはず!

でもね、私、バニラアイスって好きじゃない。バニラシェイクも好きじゃない。バニラって、なんかゼロっていうイメージがあって、貧乏性の私には縁遠いのだ。分かってる。いんちきバニラはゼロでただの真っ白だけど、本物のバニラはバニラビーンズとか入ってるってこと。チョコシェイクのチョコも、いちごシェイクのいちごも、ほぼ香料だけのにせもので所詮はゼロだってこと。でも、気分の問題なんだよねえ。あ、でもソフトクリームで、バニラ・チョコ・ミックスがあったら、断然ミックスがお得感ある! ・・・ま、どうせこの程度です。
というわけで今回も、バニラの選べなかった私は、3色入りをチョイス。さて、練りますか!


このアイス、食感はとても軽い。ふわっと、さらっとしている。でも練り始めると、だんだんともったりしてくるのが分かる。中に含まれてた空気が抜けて、ぎゅっと濃縮されてくるんだ。十二分に練りまくると、その姿は既にスーパーで買える箱アイスの枠をはみだし、イタリアンジェラートさながら。さあ、お味はいかが?
・・・わあ、おいしいー! ただそのまま食べたときとは、口当たりが全然違う。Breyersは軽いっていうイメージがあったけど、これからは練り決定だな!(と興奮しすぎて、画像はなし!)


さて、バニラジェラートに満足したあと、当然私の興味は他の色へ。他のフレーバーを練っても、同じようにおいしく変化するのか?

FI616831_2E.jpg まずはいちご。こちらはバニラに比べると、練ってもまろやかになりづらい。あんまりねばっていると、溶けるのが勝っちゃう。しゃりしゃりぽわぽわ感が抜けづらい。(画像汚らしくてごめんなさいー! でも、ぽわぽわしてるでしょ?)
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そしてチョコ。これはバニラ同様、練るうちに変化してのびのあるおいしいジェラートになった。いかにもしゃりっとした表面(画像左)をこそげながら練っていくと、あっという間にむっちりに!(画像右・・・でも相当楽しんだ後なのでちょっと溶け気味・・・この見た目よりずっと、濃くてなめらかなの!)

うーむ、やはり練るのに適したのと、適さないのがあるのね!


しかし、こうやって練り作業を続けるうち、ふと疑問が。・・・なーんか、練るとおいしくなるのって、Breyersに限らないんじゃないのー?
そこで、たまたま残ってた、スーパーの安いアイスを取り出して、練り始める。練るうちに、みよーんとのびるようになってくる。これはBreyersと同じ。でも、やっぱり違う。Breyersを練っていると、ある時から急にアイスがまとまりを持つのが分かる。ケーキやパンの生地をこねてるような気持ちになる。でもこっちは、その気配がないのだ。ねちょねちょねちょ。食べてみる。おいしい。混ぜる前と同じようにおいしい。というわけでこれは、練り損だったのだ。


以上のことからわかるように、練る価値のあるアイスの特徴として、
 ・ Breyersに代表される口当たりの軽いアイス、
 ・ バニラやチョコのようなシンプルなフレーバー
が挙げられます。また併記すべきは、人によって好みが違うということ。クラスメートに粉末抹茶+バニラアイス=抹茶アイスの公式(まんまですが・・・)を教えてあげたんだけど、混ぜるときに練らなきゃいけなかったからくやしかったー、と言っていた。なるほどー、軽い食感を好む人もいるのね。

ところで、熱心に研究に没頭したあとでふと気づくと、・・・ぶるぶる。さぶい。なんだか今日も、すっごい量のアイスを食べてしまったみたい。じゃあ今日は暖をとって、残りは明日練ろう!

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もらいものの日。

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NYに旅行で来ている人の「本日の成果」を見せてもらったのが、これ。HERSHEY’Sが大好きで、アメリカにしかないものや期間限定のフレーバー、そしてグッズなどを買いあさって来たんだって。画像では見づらいけど、銀色のキスチョコと赤いりんご(NYだからね!)がくっついたネックレスがキュート。話を聞きながら、あれこれ試食させてくれた。普段自分ではなかなか買わないからうれしいー! しかも詳しい人の話というのは、大変に興味深い。
キットカットは日本ではネスレが作ってるけど、こっちではHERSHEY’Sが作ってるんだって。チョコミントと、ハロウインカラー。ハロウインのものはもちろん限定商品! 鮮やかなオレンジ色のコーティングにウエハース部分はチョコレート色で、ぽきっとかじって切り口を眺めるのが楽しい~。果たしてお味は、オレンジ?それともパンプキン? と思ったら、オレンジ色の正体は、単にホワイトチョコに着色しただけだった。いやーん、さすがアメリカ! でも中のややビターなチョコウエハースと甘いホワイトチョコの組み合わせは、間違えようもなくおいしい。
そして、HERSHEY’Sといえば、もちろんキスチョコ。日本のとこっちのは全然味が違うよね~(劣化するからなのかなあ? 日本のは口当たりが悪く感じるのです)なんて話をしながら見せてもらったのは、ストロベリークリーム・ダブルファッジ・チョコミント・キャラメルと、ハグシリーズのドルチェドレーチェ。「これはひと口で食べないで、半分に割って中を見てくださいー!」という主張を受けて、かわいらしいスライム型のてっぺんと底に歯を立てると、ホワイトチョコに閉じ込められていたキャラメルが、中からとろりとあふれてくる。なるほどー、こういうふうに二層になっているタイプをハグというのね! ネーミングがまたかわいらしい。
ハグをひと口で食べないで!という主張に、分野は微妙に違えども同じ血を感じた私。向こうもきっと、「この人なら私がマニアっぷりを発揮しても喜んでくれるはず!」と感じて、いろいろ教えてくれたに違いない。食べ物が好きな人同士は、なんかにおうよね、お互い。

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別の人に突然もらったのが、このふたつ。これまたアメリカのお菓子の代表選手、オーツ麦のシリアルバー! 四角いほうはブラウンシュガーシナモンの味、バーのほうはフルーツ&ナッツ味でアーモンド・レーズン・ピーナッツ・クランベリーが入ってる。こういうのは、お菓子というより軽食の扱いらしい。こっちの人たちが、これいっこで足りるとは到底思えないけど。こういうお菓子は、チュウイーな噛み応えが魅力。

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おいしかったのはスクエアのほう。甘すぎず、しつこすぎず、バーとブラウニーの間ぐらいの適度な噛み心地。バーのほうは、お砂糖が糸引いててがつんと甘かったからねえ・・・。

じっくり食べながら、ふと思ったこと。なんかシリアルバーって、自分ちで作れそうだなあ・・・。(ってすぐに考えちゃうのが、本当に最近の悪いくせ!)

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地下鉄は忙しい。

NYの地下鉄は、ちょくちょく止まる。予告なしに、または、予告ありで。
予告ありならいいと思ったそこのあなた、その予告が毎週のようにあるとしたら、どうです?
駅のホームには、張り紙がしてある。「今週末、電車が動きません。」その下には、「再来週の火曜から金曜の夜中の0時から5時、電車が動きません。」・・・ほかに、快速電車が普通電車のホームに止まりますとか、途中の駅で折り返し運転になりますとか、変更のバリエーションも豊富。地下鉄は時間どおりに来るものと思っている日本人には想像もつかないこの状況。これは別に私の使う路線に限ったことではなくて、ニューヨークじゅうのどの地下鉄も、同じように張り紙であふれているのだ。

だから、地下鉄に乗る時は、自分でちゃんと情報収集をしなくてはいけない。待っているこのホームには、本当に電車が来るのか。乗り込んだこの電車は、快速なのか普通なのか。目的地までちゃんと行けるのか。帰りの電車がないなんてことになりはしないか。
ホームの電光掲示板とか、電車の横に書いてある行き先表示を見ればそんなの分かるだろう、なんて一瞬でも考えてはいけない。ホームには日本みたいに次の次まで教えてくれるようなこじゃれた掲示板はないし、行き先表示のでたらめ率はかなり高い。
あたりにいる人にあらかじめ確認しておけば、誰も彼も自信たっぷりなかんじで教えてくれるから少しは安心できる。でも、それも過信は禁物。こっちの人の「ノープロブレム!」ほど、プロブレムなものはないからだ。「ノープロブレム!」と言われるたびに身構える最近の私。

それだけではない。地下鉄でうまくいくには、勝負運だって必要だ。
時刻表がないので快速と普通の待ち合わせという発想も皆無で、それぞれ好き勝手に走ってる。だからちょっとした距離に地下鉄を使う場合(というかマンハッタンは狭いから、たいていはその場合に当てはまる)、快速と普通、どっちの電車を待つかということ自体、賭けのようなものなのだ。

でも特に待ち合わせとかでないなら、時間がかかったっていい。のんびりした気持ちで地下鉄に乗り込んで、席を確保してひと安心。・・・しかし、NYの地下鉄には安楽の時間はない。
車内では、ながしのミュージシャンが激しく音楽を奏で、チップを集めて回る。時々びっくりするぐらい下手な人(いや、ほんとに普通の人以下に音痴な人のうたとか!)がやってると、私は「公害だろ!」と憤慨するんだけど、それでもチップをあげる人はいる。
それから、演説。身体の不自由なホームレスの人とか、バスケットボールチームを作る資金を集める若者(意味不明)が大変さを訴えて寄付を募ることが多いみたい。
でも、今日の若者はちょっと変わってた。ここは世界中の人が集まる街NY、僕らはみんなニューヨーカー、電車の中でももっとお互いに話をしよう! ・・・みたいな? それで車内の人々に「名前はなあに?どこから来たの?」ってハイテンションで話しかけてまわるのだ。ちょっとしたTVショーみたいだった。さらに、別のおじさんが若者の意見に対して反対意見を述べ始め、今度は「朝まで生テレビ」の様相。熱く討論を交わすうちにおじさんの降りる駅に着き、ふたりは握手をして別れた。うーん、こっち流・・・。

ところで、ほぼすべての日本人が驚くことは、地下鉄が遅かったり来なかったりしても、いらいらする人がほとんどいないってこと! みんなのんびりと待っている。大事な待ち合わせがあるのか(普通の待ち合わせならそんなに急がないだろうから)、この状況に対して怒ってる人はたまーにいるけど、それでも日本みたいに地下鉄職員に文句を言ったりする人は、まだひとりも見たことがない。地下鉄はニューヨークの人にとっては、天気みたいなものなのだろう、きっと。
それでも。それは分かっていても。
忍耐が美徳とされる日本の中でもトップレベルの忍耐力を持つと自負するこの私が、気の長さで他の国の人に負けるというのは屈辱的なことなのだ。普段は「あら皆様、なんて気がみじかいんでしょう!」って見下してすらいる、この人たちに、この私が負けるだなんて!! でも、だめなの。日本人の私は、やっぱり、いらいらするもん!
なのに他の人たちは、電車とバスを待つときだけは、みんな神がかった気長パワーを発する。あー、電車とバスは、人ではなく神様が動かしているように感じてるんだろう、きっと!

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